- 2024年05月20日
2024年度 生徒対応研修レポート
[2024年 株式会社コスモ・キャリアアップ研修]
~ 2024年5月18日(土)~
「生徒対応研修会」
〈講師:山下 信〉
生徒にどのように接すれば良いのか、という問題は、現在目の前にいる生徒に対してどう話しかけ、いかに注意を行えばよいのかというシンプルな問題ではありません。現在の生徒が現在のような姿になっているのは、家庭環境や時代背景など多くの要素が介入しています。多くの教員が実感している通り、例えば10年前、20年前と比べると現在の生徒は変化しており、従来通りに生徒に接していると不都合な点も生じてきます。
生徒指導に長らく携わってこられた山下講師は、この点について、ご自身の体験を通して生徒の変化、ご父兄の変化、そして学校現場の変化の変遷をコンパクトにまとめて話してくれました。ニュース的な資料を通してでなく、一教員の視点から見た変化のまとめなので、大変に分かり易く、参加者は大いに共感できたようです。後半は質疑応答となり、男子クラスを担当している若い女性教師や反対に女子校で勤務する男性教師が、現状を踏まえて山下講師にアドバイスを求めました。他の参加者も自分の体験を元に考えを述べあい、全員で考える機会が持てました。
・参加者:5名
・参加者の声:
「生徒対応について講師の失敗談からの方法を聞けたこと、ICT教育の現状に関連して生徒指導やご父兄への対応についての注意点をうかがえた事が印象に残りました」
「生徒が嫌がらない程度に目を合わせて話し、注意する時はできるだけユニークに伝えて、相手に与える衝撃を緩和するようにはしています。 山下講師は保健体育の先生なのに、家庭科も指導し、生徒指導の責任者も長くやってこられて、話に力が籠っていて共感できました」
「以前、教科の研修会に出ました。それに関する研修があればまた参加したいですが、今回の研修もためになりました。山下先生の体験を通しての話がものすごく納得できました」